猪名川町議員 | 魅力ある公園づくりについての質問と提言

 

魅力ある公園づくりについての質問と提言

 

平成22年6月20日(第350回) 猪名川町議会会議録検索システムから引用

 

○議長(道上善崇君)
  続いて、石井君の質問を許します。
  石井君。
○7番(石井洋二君)

 

 議長のお許しを得ましたので、魅力ある公園づくりへの取り組みはということで通告に基づいて質問いたします。
  全町公園化構想とともに、猪名川町には魅力ある大小48カ所の公園があり、猪名川町の自然とともに猪名川町の魅力になっています。猪名川町のみならず、川西市民を初め近隣からの利用者も多く見られます。公園は最も目につきやすい場所でもあり、この町に移り住みたいと言われる重要なポイントでもあります。地域との協働の中で、さらに魅力ある公園とするため、これまでどのような取り組みをされてきたのか、今後どのように取り組んでいかれるのかをお尋ねします。公園の意義として、防災的側面、環境的側面、利用的側面の3つの側面があると思いますが、まず最初に、まちの安全性を向上させ地震などの災害から地域住民を守る防災的側面においては48公園でこれまでどのような方針のもとに取り組んでこられたのか。現在どのような問題があるのか。これからどのように取り組んでいかれるのかお尋ねいたします。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君)

 

 それでは、石井議員の魅力ある公園の取り組み及び防災的側面への取り組みとしまして、私の方からは魅力ある公園への取り組みについてご答弁を申し上げます。
  過去におきます町内の都市公園につきましては、開発にあわせ都市計画法や都市公園法に照らし合わせながら必要な遊具等、公園整備の検討を行い、または、企業者による開発趣旨や意向との調整を進め公園整備を実施してまいりましたが、利用者のニーズや経年劣化が進み、徐々に施設の交換時期を現時点では迎えております。このことから、近年では住民の参画と協働を推進し、ワークショップによります公園づくりに取り組んでおります。これは、老朽化した公園をリニューアル化するときなどに全国的に見ても多く用いられております手法でございまして、計画の段階から住民の方々と一緒になって考え、アンケートや多くの意見を取り入れて公園を新しくつくり上げていく手法でございます。行政が担当者だけで検討し工事をしていたことが、地域の方々と一緒になって考え利用する側の立場に立って公園づくりを行い住民主体で公園をつくったことにより、その公園では、アドプト団体や花づくり団体などの活動が積極的に取り組まれております。ニュータウン開発でつくられてきた公園が20年から30年経過し、平成20年度に遊具の安全点検を行った結果、危険と判断された遊具について順次撤去を実施してきましたが、遊具1基の価格は非常に高額なため、撤去後すぐに新設設置とは至っておりません。今後の公園リニューアル等の取り組みにつきましては、その公園を利用する人、地域住民のニーズに合った公園整備を行うことが大切であると考え、ワークショップやアンケート調査などを取り入れ利用される住民の皆さんと一緒になって取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 総務部長。
○総務部長(小北弘明君)

 

 それでは、公園の防災的側面という観点からお答えをいたします。
  公園につきましては、地域におきます公共空間として位置づけておりまして、地域防災計画におきまして一時避難地に設定をいたしております。住民が予定をいたしております避難所へ向かうことが困難な場合において、近くの公園等に一時的に避難し安全を確認してから避難所へ向かうというふうなことで位置づけております。この一時避難地としてする公園につきましては、避難元の近隣にあるということで一時的に避難ができる、おおむね500平方メートル以上の公園、広場としておりまして、現在20の公園と道の駅もそうですけれども指定をいたしております。以上です。
○議長(道上善崇君) 石井君。
○7番(石井洋二君)

 

 わかりました。
  続いて、公園の環境的側面について質問します。
  地球温暖化の防止、ヒートアイランド現象の緩和、生物多様性の保全による良好な都市環境の提供は我が国の国家的な政策課題です。この課題の解決には、都市公園などの整備、緑地の保全、緑化の推進による、都市における緑とオープンスペースの確保が必要です。緑の基本計画や公園化推進計画及び公園整備指針に基づき計画を進められているところですが、都市部の方々がうらやむような緑豊かな猪名川町の48公園では、どのような配慮のもとに計画を進められてきたのか、現在、環境的な問題があるのか。また、今後についてお尋ねいたします。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君)

 

 公園の環境的側面という方向からご答弁申し上げます。
  公園の環境側面につきましては、議員ご指摘のとおり、地球温暖化防止やヒートアイランド現象の緩和、生物多様性の保全など、重要な環境側面であります。そのような中で、本町は80%以上が県立自然公園でございまして、森林に囲まれた阪神間有数の自然地を保全しており、自然に親しみ、触れ合える場となっております。そのような豊かな自然環境の中、本町の公園化推進化計画にある潤いと安らぎのある快適でさわやかな環境の場・空間としての形の整備、環境づくりを進める意識や心と装いのイメージづくりの3つの側面から計画を進めてまいりました。
  しかし近年、公園緑地の樹木が大きくなり、防犯面や公園利用面から伐採や間伐が必要となり、松におきましては、松くい虫の被害が年々ふえておりまして、倒木処理や枯れ松の伐採が必要となっています。松については被害が進み、多く生えていた松もほとんどなくなってしまった箇所もあり、ボランティアの方々が集い、松の植樹を松尾台緑地で2カ所実施していただいております。
  今後も、松くい虫に強い元気松の植樹などを行い、良好な維持管理を推進してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 石井君。
○7番(石井洋二君)

 

 わかりました。
  続いて、公園の利用的側面から質問いたします。
  緑とオープンスペースは、子供から高齢者までの幅広い年齢層の方々が自然と触れ合い、人と触れ合うさまざまな活動の拠点となっています。そして、これからは公園の整備、管理や緑化活動へより一層町民が参加することが期待されますが、48公園に関連した地域との協働による花づくりなどのアドプト制度の推進はどの程度進んでいるでしょうか。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君)

 

 次に、公園の利用的側面からご答弁を申し上げます。
  平成18年4月にアドプト要綱が制定されまして、その年から登録団体が活動いただいております。18年度につきましては、アドプト団体2団体、12自治会が取り組まれており、1団体は北部まち協として大島であい公園の維持管理を北部11自治会が取り組まれ、また、木津東山自治会として木津東山公園の維持を実施いただいております。
  アドプト制定初年度以降4年が経過した現在、12団体、登録人数98名、12公園の緑地におきまして登録いただいている団体が毎年元気でそれぞれ趣向を持って参画と協働のもと取り組んでいただいております。毎年少しではありますが増加傾向にあり、大変心強く思っております。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 石井君。
○7番(石井洋二君)

 

 大変進んでいるということで、心強く思っております。
  続いて、子供から高齢者までの幅広い年齢層の方々のレクリエーション活動の場、健康運動の場、文化活動の場としての公園づくりへの取り組みはどのように取り組んでこられたのか、問題点や課題、また今後についてお尋ねいたします。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君)

 

 それでは引き続きまして、幅広い年齢層への公園の取り組みについてご答弁申し上げます。
  公園利用者の幅広い年齢層の方々のレクリエーションや健康増進、文化活動等、多くの活動ができる多目的な公園づくりの取り組みを進めてきましたが、近年、公園を利用する人が減ってきているように聞いています。その理由としまして、子供が大きくなったから行かなくなった。子供のときはよく遊んでいたが今は行かないといったご意見がありました。家の中での遊びや趣味がふえると同時に幼児が遊ぶ場所というイメージ、利用する遊具が利用のニーズに合わない等が考えられます。その公園を利用する人、こんな公園なら利用するといった地域住民のニーズに合った公園整備を行うことが大切であると考えております。
  現在、その取り組みとしましては、公園改修計画時にはワークショップやアンケート調査などを積極的に取り入れ、住民と一緒になって考え、地域の公園として愛着を持っていただくよう努力しておりますので、ご理解をお願いします。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 石井君。
○7番(石井洋二君)

 

 さまざまなアイデアを出していただいて、さらに利用者が増加するように取り組んでいただきたいと思います。
  続いて、地域の歴史的また自然的資源を活用した観光振興の拠点としての公園づくりへの取り組みはどのようになされてきたのか。現在の問題点、課題、また今後の取り組みについてお尋ねいたします。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君)

 

 それでは、観光振興の拠点としての公園づくりでご答弁を申し上げます。
  地域の歴史的・自然的資源を活用しました観光振興の拠点としての公園づくりについては、現状としてこれといった取り組みがないのが実際のところでございます。自然的資源を活用した公園は多くあり、この自然豊かな猪名川町の景観に似つかわしいものであると考えています。ただ、先ほど述べましたように、観光振興の拠点というところには至っていないというのがこれが現在の課題であるというふうに考えております。
  本町につきましては、町域の約80%が山林であります。その部分は猪名川渓谷県立自然公園に指定されている非常に自然に恵まれた状況にあります。また、本町を北から南へ縦断しております一級河川猪名川沿いには、銀山地域を初めとした歴史的な資源も豊富にあります。こうした自然資源と歴史資源を点から線へとつなげるため、歴史街道整備を行い、また、本町を訪れられる方々に豊富な資源を体感し満足していただこうと、観光ボランティアガイドによります心のこもったおもてなしの力を注いでいるところでございます。
  今後も、こうした豊富な資源を最大限に活用し、訪れた人々に潤いと安らぎを与える場の提供に努めてまいりたく考えております。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 石井君。
○7番(石井洋二君)

 

 ぜひ、積極的に取り組んでいただきたいと思います。
  昨年度、ユニバーサル社会の実現度はということで一般質問させていただきましたが、公園設備のユニバーサルデザイン会の取り組みはどのようになされているのかお尋ねします。前任者がトイレのことについて質問されましたのでそれ以外にあればお答えください。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君) 公園のユニバーサルデザイン化の取り組みについてご答弁申し上げます。
  ユニバーサルデザインとは、文化、言語、国籍の違い、老若男女といった差異、障害、能力のいかんを問わずに利用できる施設、製品、デザインを意味するものでございます。
  兵庫県におきましては、ひょうごユニバーサル社会づくり総合指針を平成17年度に策定をし政策を進めているという状況でございます。
  猪名川町での公園設備のユニバーサルデザイン化の取り組みといたしましては、公園の改修に当たりワークショップを行い、広く住民の意見を取り入れることによりユニバーサル化の導入を積極的に進めているところでございます。しかし、だれもが利用できるユニバーサルの概念が完全に果たされているわけではなく、さらなる取り組みへ努力するとともに、公園づくりだけにとどまることなく、猪名川町全体の取り組みが必要であると考えております。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 石井君。
○7番(石井洋二君) 現在の公園の維持管理費については、決して膨大なものとは思っていませんが、コスト意識なしに公園づくりを進めることはできません。昨年の総務建設常任委員会の中では、アドプト制度などの住民参加により管理費用を抑制していきたいとの答弁もありましたが、公園の維持管理費についてはどのような方向性があるのかお尋ねします。志を持った地域のグループやNPO、コミュニティーが公園の維持管理を先ほども猪名川町でもなされている、そのことをお聞きしましたが、猪名川町は自然が豊かなので樹木は減らし管理費を抑制する。また、維持管理費のかさむ遊具は減らしオープンスペースを広くとるというような考え方もあると思いますが、そのあたりはどのようにお考えかお尋ねいたします。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君) 公園の維持管理費の方向性についてご答弁を申し上げます。
  平成18年4月にアドプトプログラム要綱が制定されまして、平成18年度より要綱に基づき登録いただきました団体として活動をいただいております。公園の維持管理につきましては、全面的な委託が可能と考えています。本町の取り組みとしましては、管理経費が発生しない内容につきましては先ほどもお答えしましたが、自治会等団体に2カ所委託しております。委託箇所は大島小学校区まちづくり協議会にお願いしており、旧北部まちづくり協議会のときより大島であい公園の清掃、除草などを平成12年度から活動いただいております。また、東山自治会におきましても、東山公園で平成14年度より活動いただいております。ほかの団体を含め、維持管理費のコスト縮減に貢献いただいております。
  以上のように、現在、維持については一部アドプト管理をお願いしておりますが、将来の管理については先進事例等を十分検討し、地域と協議の上定めてまいりたいと考えております。どちらにいたしましても、地域の公園緑地は自分たちでできることはみずからきれいにしていこうという機運も徐々に高まってきており、さらなる推進を行ってまいりたいと思います。
  また、樹木につきましては、公園を供用した当初からかなり大きくなってきておりまして、防犯上または密集しているところについては間引きを行い安全で安心して利用していただけるよう努めてまいります。
  遊具につきましても、安全基準の改正により危険な遊具の撤去を行い、新設していない公園もございます。オープンスペースを広くとるといった考えもありますが、子供が遊具を利用する公園については、その地域住民のニーズにこたえられるように意見を聞きながら整備をしていきたいと考えております。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 石井君。

○7番(石井洋二君) はい、わかりました。
  魅力ある公園づくりには、斬新なアイデアも必要かと思います。ワークショップによる公園づくりを進められているということですけれども、これまで住民のアイデアやユニークな発想はどのような形で反映されているでしょうか。中国やドイツまたフランスの公園には、コンクリートでつくった卓球台が多くあり、特に中国、北京のほぼすべての公園では、多くの人がマイラケットを持って楽しみ、コミュニケーションを図っているとのことです。自己責任の意識が薄く、管理者責任が問われる日本ではこのような公園は難しいかもしれませんが、一案ではないでしょうか。住民のアイデアやユニークな発想はどのような形で今まで反映されているでしょうかお尋ねいたします。
○議長(道上善崇君) 建設部長。
○建設部長(新家佳夫君)

 

 住民のアイデアやユニークな発想の公園への反映についてご答弁申し上げます。
  新規の開発事業者がつくる公園を除き、既存する公園の改修、リニューアルは、すべての公園で地域住民とのワークショップを重ねた取り組みを実施していることから、住民の皆さんのアイデアは反映されているものと考えております。住民が将来、みずからの手で維持管理し育て上げる公園として過去数カ所の公園につきまして実績を有しており、本年も「うぐいす池公園見える化計画」と題し、住民協働の計画立案を現在実施中でございます。
  今後も、さらに住民本位の利用形態になるよう多目的なスペースとして活用し、マナーの向上をあわせて住民が監視、育てられる公園づくりを目指してまいりたく考えております。以上でございます。
○議長(道上善崇君) 石井君。
○7番(石井洋二君)

 

 はい、わかりました。
  魅力ある公園は地域住民のすべてが望んでいます。公園については住民の関心も高く、公園づくりは最も住民参加が期待できるところでもあります。地域住民の安全が守られるとともに環境が担保され、住民同士のコミュニケーションが日常生活の中でさらに活性化されるよう住民のアイデアを取り入れ、住民とともに時代に即をした魅力ある公園づくりをさらに進めていただきたい、そのように申し述べて質問を終わらせていただきます。
○議長(道上善崇君) 石井君の質問は終わりました。

 


 

石井洋二


 
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